犬山市文化史料館夏季企画展「いぬやま妖怪探訪―山姥物語を中心にー」開催(8月2日)

ページ番号1012263  更新日 令和7年8月14日 印刷 

山姥物語絵巻

犬山の妖怪出没地と関連地マップ

 7月18日(金曜日)から9月3日(水曜日)まで、城とまちミュージアム(市文化史料館本館)で、犬山文化史料館夏季企画展「いぬやま妖怪探訪―山姥物語を中心に」を開催しています。
 山姥とは、山奥に棲む女の姿をした妖怪で、人を食べると云われ恐れられる一方、山姥の出産を助けた人間に祝福をもたらすという神秘的な存在でもあり、様々な言い伝えが日本各地に残されています。
 犬山市南部にそびえる尾張本宮山にも山姥が住んでいたと伝えられており、「山姥物語」という名で、犬山やその近隣の市町にも昔話として残されています。
 また、木曽川流域に伝わる「ヤロカ水」という洪水を引き起こす妖怪や、橋爪の田んぼに出る怪火といった話なども伝えられています。
 この企画展では、犬山市に残る妖怪の話として代表的な山姥とヤロカ水を中心に、絵巻物や妖怪について書かれた書物を展示し、その他の犬山市の妖怪たちについて紹介しています。
 文化史料館の学芸員は、「犬山市に住んでいる人でも、犬山市の妖怪に関する昔話を知っている人は少ない。妖怪の昔話を読み解いていくと、戒めや武勇伝、寺や神社の創建にまつわる話が多い。特にヤロカ水は洪水に対する人々の不安から後世への注意喚起を伝えるために妖怪の姿を使って表現されているのではないかと言われている。この企画展で、改めて犬山市に伝わる昔話を知って欲しい。」と話しました。

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