市内河川における有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)について
ページ番号1010258 更新日 令和6年3月14日 印刷
有機フッ素化合物について
有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)は、撥水性と撥油性を併せ持つ特異な物質として表面処理など様々な用途に使われてきました。しかし、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という特性があることから、環境への排出が継続された場合の将来への影響を未然に防止するために、現在では製造や輸入が原則禁止されております。
令和2年5月には「人の健康の保護に関する要監視項目(※1)」に設定され、河川等の暫定指針値としてPFOS及びPFOAの合計値で50ng/L以下(※2)とされました。
(※1)要監視項目 人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等から
みて、直ちに環境基準とはせず、知見の集積に努めるべきもの
(※2)ng 1ngは、1gの10億分の1の重さ
井戸における水質調査結果について(令和6年2月実施)
令和6年2月に市内井戸(二ノ宮地内)において、有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)の水質調査を実施しました。調査結果は以下のとおりです。
本調査は、令和5年12月及び令和6年1月(再調査)に実施しました河川水質調査の結果、二ノ宮川 宮西2号橋地点とその上流部の2地点で暫定指針値を超過したことから、地下水への影響を確認するため、超過地点近傍の井戸において調査を行ったものです。
調査の結果、地下水(井戸)への影響は確認されませんでした。
河川において、暫定指針値を超過していることから、引き続き、国や関係機関と協議し対応を検討するとともに、継続的に水質調査を実施し、知見の集積に努めます。
調査地点 |
PFOS及びPFOA(ng/L) |
---|---|
二ノ宮川 宮西2号橋近傍の井戸 | 5 |
※PFOS及びPFOAの暫定指針値:50ng/L以下
河川における水質再調査結果について(令和6年1月実施)
令和5年12月の水質調査において、二ノ宮川 宮西2号橋地点で暫定指針値の超過が確認されたため、超過地点及びその周辺において、令和6年1月に再調査を実施しました。調査結果は以下のとおりです。
調査の結果、3地点中2地点において暫定指針値の超過が確認されました。超過地点から半径約500mの範囲において、1月に一斉周知を行い、井戸水の飲用は確認されておりませんが、引き続き飲用を控えていただくよう再度情報提供を行います。また、超過地点近傍の井戸から選定し水質調査を実施する予定です。今後、国や関係機関と協議し対応を検討するとともに、継続的に水質調査を実施し、知見の集積に努めます。
調査地点 |
PFOS及びPFOA(ng/L) |
---|---|
(1)二ノ宮川 宮西2号橋(R5.12 超過地点) | 110 |
(2)二ノ宮川 上流(超過地点上流) | 139 |
(3)薬師川 下流(超過地点下流、二ノ宮川の水が流入する河川) | 25 |
※PFOS及びPFOAの暫定指針値:50ng/L以下
河川における水質調査結果について(令和5年12月実施)
有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)の存在状況を把握するため、令和5年12月に市内河川において水質調査を実施しました。調査結果は以下のとおりです。
市内4河川5地点中、1地点(二ノ宮川 宮西2号橋)において暫定指針値の超過が確認されました。
この調査結果に伴い、超過地点周辺の井戸所有者に対して情報提供を行うとともに、超過地点及びその周辺において、今後再調査を実施する予定です。
この地域で井戸水をお使いの方は、井戸水の飲用を控え、飲用水には水道水を使用してください。
なお、水道水については、令和3年度からPFOS及びPFOAの水質検査を実施しており、検査地点において暫定目標値(指針値)の基準を満たしております。
調査地点 |
PFOS及びPFOA(ng/L) |
---|---|
(1)五条川 第一号橋 | 2 |
(2)郷瀬川 丸山橋 | 検出されず |
(3)新郷瀬川 富士橋 | 32 |
(4)新郷瀬川 西町橋 | 12 |
(5)二ノ宮川 宮西2号橋 | 56 |
※PFOS及びPFOAの暫定指針値:50ng/L以下
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