市内河川における有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)について

ページ番号1010258  更新日 令和6年7月11日 印刷 

有機フッ素化合物について

 有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)は、撥水性と撥油性を併せ持つ特異な物質として表面処理など様々な用途に使われてきました。しかし、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という特性があることから、環境への排出が継続された場合の将来への影響を未然に防止するために、現在では製造や輸入が原則禁止されております。

 令和2年5月には「人の健康の保護に関する要監視項目(※1)」に設定され、河川等の暫定指針値としてPFOS及びPFOAの合計値で50ng/L以下(※2)とされました。

(※1)要監視項目   人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等から
           みて、直ちに環境基準とはせず、知見の集積に努めるべきもの
(※2)ng       1ngは、1gの10億分の1の重さ

河川における水質調査結果について(令和6年6月実施)

 令和6年6月に市内河川において、有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)の水質調査を実施しました。調査結果は以下のとおりです。
 本調査は、令和5年12月及び令和6年1月(再調査)に実施しました河川水質調査の結果、二ノ宮川 宮西2号橋とその上流部の2地点で暫定指針値を超過したことから、超過地点の動向を監視するとともに、その他の河川についても存在状況を把握するため行ったものです。
 調査の結果、6河川8地点中、2地点(二ノ宮川 宮西2号橋とその上流)において暫定指針値を超過しました。
 今後の対応について、市内河川等のPFOS・PFOAの存在状況を把握するため、例年実施している水質調査に併せ調査を実施します。また、超過地点(二ノ宮川 宮西2号橋とその上流)については、引き続き、継続的に水質調査を実施し、PFOS・PFOAへの対応が国より示された場合、速やかに対応できるよう動向を注視してまいります。
 なお、水道水については、令和3年度よりPFOS及びPFOAの水質検査を実施しており、検査地点において暫定目標値の基準を満たしています。

調査結果

調査地点

PFOS及びPFOA(ng/L)

合瀬川 五郎丸橋 9
半ノ木川 向田橋 12
五条川 三日月橋 9
薬師川 神田橋 9
田口洞川 三号床 4未満
二ノ宮川 宮西2号橋(R5.12、R6.1超過地点) 116
二ノ宮川 上流(超過地点上流) 104
薬師川 二宮橋(超過地点下流) 7(※)

※前回調査(R6.1)地点よりも超過地点に近い場所で調査を行いました。

令和5年度調査結果

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