市民総合大学第1回公開講座(7月27日)

ページ番号1006067  更新日 令和1年7月28日 印刷 

荒天にもかかわらず会場を埋めた大勢の参加者

 7月27日、市民総合大学敬道館公開講座が市民文化会館で開かれ、台風6号が近づく荒天にも関わらず、市民約700人が参加しました。参加者には約60人の子どもたちもおり、そのお目当ては外来生物を駆除するテレビ番組で大人気の加藤英明先生。静岡大学教育学部講師でカメやトカゲの保全生態学的研究を行う傍ら、学校や地域での環境教育活動を行っています。
 大人向けの講座ですが、加藤先生は会場の子どもたちを常に意識し、分かりやすい言葉でメッセージを伝えました。「外来生物とは人間が移動させた生き物であり、自然の力で移動してきた生き物は外来生物ではない。ペットや食用として持ち込まれた生き物が、逃げたり逃がしたりして野外で繁殖して、もともとある生態系を壊してしまうことが問題になっている。生き物を飼うことは命の大切さを学ぶことだが、逃げたりしないようしっかり管理し、最後まで責任をもって飼うことが大事。生息地域が変わってしまうので虫や生き物を捕まえたときも家に持ち帰らず、観察が終わったらその場で逃がしてほしい」などと語りました。静岡県内で調査したカメ類の研究など専門的な話やこれまでに訪れた海外の珍しい生き物の話など、子どもはもちろん大人にも非常に興味深い講演でした。
 講演後は子どもたちの求めに応じ、気軽に質問を受けたり記念写真を撮ったりし、生き物好きの子どもたちの長蛇の列ができていました。
 

子どもたちとの記念撮影に応じる加藤氏

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