特定外来生物「セアカゴケグモ」

ページ番号1011420  更新日 令和7年1月29日 印刷 

特定外来生物「セアカゴケグモ」について

特定外来生物「セアカゴケグモ」とは?

 セアカゴケグモは、オーストラリア原産の小型のクモです。港湾地域またはそれに隣接する地域で多く発見されており、日本には、輸入される資材などに付着して、国内に侵入したと考えられています。現在では、国内・県内ともに、生息が確認されています。
 セアカゴケグモのメスは毒をもっており、咬まれると痛むほか、重症化する場合があるため、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」に基づき、『特定外来生物』に指定されています。

外見的特徴について

■メスの特徴 ※毒あり
 ・メスは体調1cm前後で全体的に黒く、つやがある。

 ・腹部の背面に直線状、あるいはひし形を2つ並べたような形の赤い線がある。

 ・腹部の腹面には、砂時計のような赤い模様がある。

 ・メスの未成体個体の腹部の背面には赤い線とその周りに白いまだら模様がある。
 (※オスに似ているので注意。)

■オスの特徴
 ・オスは5mm程度。全体的に褐色で、足の色は薄い褐色と濃い褐色の縞のように見える。

 ・胸腹部の背中側の模様はメスと異なり、灰色~褐色の地に、白い線が中央と縁側に入っている。

 ・腹部の腹面には、砂時計のような赤い模様がある。
 (※未成体のメスに似ているので注意。)

 

セアカゴケグモ写真
※環境省提供

セアカゴケグモによる影響について

 セアカゴケグモは、攻撃性は高くありませんが、メスは毒をもっています。
触って咬まれると、痛みや腫れを引き起こし、場合によっては重症化し、吐き気や腹痛などの全身症状をきたすこともあります。咬まれた場合は、すみやかに医療機関にご相談ください。

セアカゴケグモの防除等について

犬山市の取組み

 市内でも複数箇所で生息が確認されています。公共施設で発見された場合、駆除活動を実施し、注意喚起のポスター掲示を行っています。

セアカゴケグモを発見したら?

 セアカゴケグモを発見した場合は、絶対に、素手で触らないように注意しましょう。
 駆除する方法としては、市販の殺虫剤を噴霧することや、熱湯をかけるなど物理的な方法が効果的です。
また、1匹見つかったら、周辺に潜んでいる可能性があるため、注意してください。例えば、庭に置いた靴の中や、園芸用具などにセアカゴケグモが付着していないか確認するとともに、付近で作業する場合は軍手を着用するなど、咬まれないような対策をとることも必要です。

◆セアカゴケグモの住処
 ・陽のよくあたる場所の、地面近くの隙間やくぼみ
 ・道路側溝の中
 ・プランターやエアコンの室外機 など
※記載のある場所のほか、人工物の物陰、駐車場の周辺など、身近なところに営巣していることが多くあります。
 

セアカゴケグモ写真
※環境省提供

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