特定外来生物「アルゼンチンアリ」

ページ番号1011409  更新日 令和7年1月29日 印刷 

特定外来生物「アルゼンチンアリ」について

特定外来生物「アルゼンチンアリ」とは?

 アルゼンチンアリは、南米原産の小型のアリで、輸入される資材などに付着し、海外から国内に侵入したと考えられています。
 日本国内では、平成5年(1993年)に広島県で生息が確認され、後に兵庫県、山口県でも生息が確認されました。その後も日本各地で確認されています。
  アルゼンチンアリの繁殖力は強く、日本に昔からいた在来のアリを駆逐してしまうなど、生態系への影響が生じています。そのため、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」により、『特定外来生物』に指定されています。

外見的特徴について

・遠目で見ると黒っぽく見えますが、よく見ると茶色で、やや透明感のある体色

・体長2.5mm~3.0mmほど(女王アリは4.5mm~5.0mm)

・体はスマートで触角が長く、頭・胸・腹に濃淡がない

・在来のアリと比べて、非常に素早く動き回る

アルゼンチンアリ写真
※環境省提供

アルゼンチンアリにより起こる影響について

■1・生態系への影響                                                                                                アルゼンチンアリは競争力・攻撃性が非常に高く、在来のアリを駆逐したり、小型節足動物を捕食したりします。在来のアリ類がいなくなることで、それらと特異的な共生関係をもつ生物も生息不可能となったり、在来のアリ類により運搬されていた花粉や種子などが運ばれなくなるなど、植物にも影響を与える恐れがあります。

■2・人への影響                                                                                             毒性はないとされていますが、行列をつくり家屋に浸入し、食品の被害や電気製品の不具合を起こすなどの影響を与える恐れがあります。

アルゼンチンアリの防除等について

犬山市の取組み

 犬山市では、令和3年に犬山橋において各務原市からの侵入が確認されています。
 令和3年以降、愛知県の助言及び協力を得ながら、ベイトトラップによる生息状況調査及びベイト剤交換による防除活動を毎月行なっており、定着を未然に防いでいます。

アルゼンチンアリを発見したら?

 基本的には、殺虫剤などで防除をすることになります。アルゼンチンアリそのものに殺虫剤をかけるだけでは、あまり効果が得られません。
 アルゼンチンアリの通り道などに「ベイト剤」と呼ばれる餌状の殺虫剤をしかけたり、巣となっていそうな隙間に殺虫剤を噴霧したりするなどが効果的です。

アルゼンチンアリ写真
※環境省提供

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経済環境部 環境課 エコアップ担当
電話:0568-44-0345 犬山市役所 本庁舎3階