史跡東之宮古墳整備計画
ページ番号1004127 更新日 令和3年3月19日 印刷
史跡東之宮古墳整備事業
東之宮古墳整備の経緯
犬山市では、史跡青塚古墳の発掘調査及び整備工事を行い、平成12年に青塚古墳史跡公園およびガイダンス施設を整備し、公開してきました。青塚古墳の史跡整備以降、古墳としての歴史的価値が非常に高く、立地条件、自然環境に恵まれた東之宮古墳を史跡整備することを決定しました。
平成14年度には、古墳の保存整備に伴う課題の抽出や整備方針に関する調査研究を行うために、史跡東之宮古墳保存整備準備委員会を設立しました。その後、東之宮古墳の範囲確認調査を経て、平成22年度には史跡整備に向け、史跡東之宮古墳整備委員会を設立し、平成23年3月には将来的な史跡整備に関する基本方針をまとめた『史跡東之宮古墳整備基本計画書』を作成しました。この計画をもとに、平成23年度、平成24年度に竪穴式石槨の恒久的な保存と今後の史跡整備の基礎資料を得るために発掘調査を実施しました。平成27年度には基本設計、平成28年度には実施設計を行い、平成28年度から史跡整備工事に着手し、令和3年3月に工事が完了しました。
関係者や見学者の皆様には、ご不便、ご迷惑をおかけいたしました。
また、ご協力いただきまして誠にありがとうございました。
整備方針
東之宮古墳の史跡整備にあたっては、優れた周辺の自然環境や景観を損なわないよう配慮し、それらを積極的に活かすものとします。古墳自体についても、1700年以上良好な状態でまもられてきた現状のまま保存するものとし、古墳の価値を正しく将来に伝えていくことを整備基本方針としています。
史跡東之宮古墳整備基本計画書
史跡東之宮古墳保存活用計画
史跡の適切な保存・活用し、次世代へと確実に伝達することを目的に、平成30年3月に史跡東之宮古墳保存活用計画を策定しました。
史跡東之宮古墳整備イメージ
史跡整備完了後の状況
史跡整備の経過
平成29年度
「東之宮古墳整備工事」と「東之宮古墳進入路工事」の2つの工事を実施しました。
「東之宮古墳整備工事」では、東之宮古墳の墳丘上に繁茂する樹木や枯木が台風などによる倒木により、地下遺構を傷つける恐れがあるため、古墳の適切な維持管理の観点から伐採しました。併せて、これまでの発掘調査などにより出土した葺石の整理を実施しました。
「東之宮古墳進入路工事」では、成田山からの進入路をスロープ整備をする計画であり、平成29年度はこれに向けて樹木の伐採、既存施設(階段)の撤去、土地の粗造成を実施しました。
平成30年度
史跡東之宮古墳整備工事」「東之宮古墳進入路整備工事」「入口整備工事(仮名)」の3つの工事を実施しました。
「史跡東之宮古墳整備工事」では、東之宮古墳の前方部コーナー、北側くびれ部の修復工事を実施しました。また、東之宮古墳周辺の遊歩道造成工事、樹木伐採工事を実施しました
「東之宮古墳進入路工事」では、成田山からの進入路をスロープ整備(遊歩道・手すり設置 など)を実施しました。
「丸山進入路整備工事」では、丸山地区側の進入路の入口を一部整備しました。
令和元年度
東之宮古墳周辺の樹木剪定、四阿の設置、ベンチの設置を行いました。
令和2年度整備状況
東之宮古墳周辺の樹木剪定、遊歩道整備、解説版の設置を行いました。
東之宮古墳 地図
名鉄「犬山遊園駅」より徒歩25分
名鉄「犬山駅」より徒歩25分
※周辺に駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。
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このページに関するお問い合わせ
教育部 歴史まちづくり課 埋文・記念物担当
電話:0568-44-0354 犬山市役所 本庁舎3階