県史跡 妙感寺古墳
ページ番号1003518 更新日 平成28年11月15日 印刷
県史跡 妙感寺古墳
県史跡 妙感寺古墳(以下、「妙感寺古墳」とする。)は、犬山市北部の白山平南山麓にある大型前方後円墳です。東海地方を代表する古墳時代中期の貴重な古墳として、昭和50年(西暦1975年)愛知県の県指定文化財となっています。
古墳は日蓮宗一翁山妙感寺の境内に位置しており、周辺や墳丘を含めて発掘調査は行われておりません。また出土遺物なども確認されておりません。
古墳の築造年代
5世紀前半
古墳の規模
- 墳丘長 約95メートル
- 後円部径 約52メートル
- 後円部高 約7.5メートル
- 前方部長 約43メートル
- 前方部幅 約50メートル
- 前方部高 約5.5メートル
現在の妙感寺古墳
妙感寺古墳は地籍図などによると、周囲には盾形の周濠と外堤が存在していたことが推測されますが、現在はわずかに北西側に堤の痕跡が残るのみとなっています。
前方部の一部は妙感寺境内の墓地へ、前方部上は稲荷神社が鎮座しているなど、総じて墳形は後世の改変を受けてはいますが、特に北側斜面は当時の形状をよく残しています。
出土遺物は確認できていませんが、川原石による葺石が認められています。また、墳頂から4.5メートル下方の地点で斜面の変換点が存在していることから、段築が存在する可能性が考えられます。
妙感寺古墳
アクセス
名鉄「犬山駅」より徒歩10分
名鉄「犬山遊園駅」より徒歩8分
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教育部 歴史まちづくり課 埋文・記念物担当
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