食中毒の発生を予防しましょう

ページ番号1003270  更新日 令和6年4月16日 印刷 

 高温多湿の夏期は、食中毒の原因となる細菌が増殖しやすい時期であり、細菌性食中毒の発生が増加する傾向にあります。また、冬期に多く発生するノロウイルスは、少量でもすぐに増殖するといわれ、注意が必要です。
 皆さんも食中毒予防に注意を払われていることと思いますが、次に掲げるポイントを参考にして、健康で楽しい毎日を過ごしましょう。

食中毒予防のためのポイント

(1)食品の購入
 肉、魚、野菜などの生鮮食品は、新鮮なものを選び、表示のある食品は、消費期限などを確認しましょう。

(2)家庭での保存
 冷蔵が必要な食品は、購入後すぐに冷蔵庫に保存しましょう。また、肉や魚などは、清潔なビニール袋や容器に入れて保存しましょう。

(3)下準備
 肉や魚などの汁が、果物やサラダなど生で食べる食品や調理済食品に付かないように注意し、使用した包丁やまな板などの調理器具はよく洗い、熱湯消毒しましょう。

(4)調理
 加熱する食品は、中心部まで十分に加熱(75度で1分間以上)しましょう。

(5)食事
 調理後の食品は早めに食べましょう。

(6)残った食品
 残った食品は、清潔な容器に入れて保存しましょう。
 また、時間が経ち過ぎた食品は、思い切って捨てましょう。

(7)その他
 寿司や刺身が入った仕出し料理などは、食べる時間に合わせて注文するか、買ってから2時間以内に食べるようにしましょう。
 また、冷凍された魚介類を解凍する場合には、流水又は冷蔵庫内で行うか、電子レンジを使いましょう。
 食中毒を予防するためには、「食中毒予防の三原則」を守ることが重要です。

「食中毒の三原則」とは

(1)細菌を付けない (2)細菌を増やさない (3)細菌をやっつける

の3つです。この三原則を念頭において食中毒を予防しましょう。

ノロウイルス対策

ノロウイルスの特徴

 ノロウイルスに汚染された二枚貝などの食品、感染者の便(大量のウイルスが存在)を介して口からウイルスが侵入し、数日の潜伏期を経て発症します。発症すると、発熱、おう吐、下痢、腹痛を伴います。ノロウイルスにはワクチンがなく、治療は輸液などの対症療法に限られるので、予防対策を徹底しましょう。

ノロウイルスの予防方法

「食品からの感染」を防ぐ
1.加熱して食べる食材は中心部までしっかりと火を通しましょう
 一般にウイルスは熱に弱く、加熱処理はウイルスの活性を失わせる(失活化といいます。)有効な手段です。 ノロウイルスの汚染のおそれのある二枚貝などの食品の場合は、中心部が85℃~90℃で90秒以上の加熱が望まれます。

2.調理器具や調理代は「消毒」して、いつも清潔に 
 
まな板、包丁、食器、ふきんなどは使用後すぐに洗いましょう。 熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱消毒が有効です。

「手洗い」をしっかりと
 
特に食事前、トイレの後、調理前後は、石けんでよく洗い、流水で十分に流しましょう。

「人からの感染」を防ぐ
 家庭内や集団で生活している施設でノロウイルスが発生した場合、感染した人の便やおう吐物からの二次感染や、飛沫感染を予防する必要があります。

※ノロウイルスが流行する冬期は、乳幼児や高齢者の下痢便やおう吐物に大量のノロウイルスが含まれていることがありますので、おむつなどの取扱いには十分注意しましょう。

 

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健康福祉部 健康推進課 市民健康館さら・さくら 健康づくり担当
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