消防車はなぜ赤い

ページ番号1001035  更新日 平成28年3月31日 印刷 

写真:消防車

それは、「道路運送車両の保安基準」というきまりで「緊急自動車の車体の塗色は、消防自動車にあっては朱色(一般的にいう赤色のこと)とし、その他の緊急自動車にあっては白色とする。」と決められていますが、ではなぜ赤色になったのでしょう。
日本で最初の消防車は外国から輸入されたものでした。それがたまたま赤色であったが、赤色は注意を引く色であること、炎を連想させ警火心を呼び起こすことからそれ以降、消防自動車は赤色が定番となったようです。
外国の消防車の色は、イギリス、フランス、スイス、オーストリアなどでは日本と同じ赤色。ドイツは赤又は紫色、アメリカでは各消防局で採用している色が異なります。

写真:救急車

救急車は、「その他の緊急自動車」に分類されますから白色になりますが、側面に赤色の線が入っています。これは、東京消防庁が昭和11年に救急業務を開始するとき寄贈を受けた救急車6台に入れられたのが始まりです。その理由は東京では日本赤十字社が白塗りの救急車で救急業務を行っていたためこれと区別するためとする説と、消防が行うものであるから消防車の赤を取り入れたという説があります。

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