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ページ番号1002922 更新日 令和7年4月25日 印刷
本町の車山「咸英」の特別公開
どんでん館1階で通常は公開されていない本町の車山を特別公開中《2025年6月6日まで公開予定》
本町の車山名「咸英」は、その文字(「咸」は「すべて」、「英」は「優れている、美しい」の意)の示すとおり、すべてにおいて優れて美しい車山の姿に由来しています。
『犬山里語記』によれば、本町は慶安3年(1650)に初めて犬山祭へ練り物を出しました。その後車山を出すようになったのは延享2年(1745)で、現在の車山は慶応元年(1865)に建造されました。
犬山祭の車山13輌中、最も豪華といわれる車山で、上山と中山の縁板には根来塗が施され、中山の高欄には紫檀、下山の張り出しには山柿と花梨の材が用いられています。
また、下山の四方を覆う大きな緋羅紗裂は「赤幕」と呼ばれますが、本町の赤幕は13輌で唯一、4面ともに群鶴が刺繍された華やかなものです。現在の赤幕は、昭和54年に修理されたもので、このとき緋羅紗地や裏生地などは取り替えられましたが、「本町」の文字や鶴は、旧幕から切り取って移し、切付繍されたものです。
この機会に通常は犬山祭の2日間しか見ることのできない本町の車山をぜひ間近でご観覧ください。
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