企画展

ページ番号1002899  更新日 令和7年10月23日 印刷 

特別展「旅する城主―成瀬家と家臣、東へ西へ―」開催のお知らせ

 尾張藩付家老であり犬山城主であった成瀬家は、自身が江戸へ参府したとき、国元へ戻る(御暇)とき、将軍に御目見御礼をおこないました。参府・御暇に関わる儀礼は時代により変化しますが、白帝文庫にはそれに関わる奉書や拝領物・献上物に関する記録が伝えられています。また、尾張藩家臣としての職務に関わって日光・伊豆・広島などへも赴き戊辰戦争にも出陣しました。成瀬家の家族もまた、尾張から江戸・京都などへ旅をし、成瀬家家臣は城主随行・任地交代や慰安などで各地へ出かけています。
  本展では、城主成瀬家の参府・御暇をはじめ、その家族、家臣たちの「旅」のようすを紹介するものです。

開催期間

令和7年10月29日(水曜日)~12月2日(火曜日)

※会期中休館日なし

開館時間
午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分まで)
開催場所

城とまちミュージアム(犬山市文化史料館本館)展示室1、2

観 覧 料
一般300円(中学生以下無料) 団体(30名以上)240円
※隣接するIMASEN犬山からくりミュージアム玉屋庄兵衛工房

(犬山市文化史料館南館)との共通券

お問い合わせ先

【展示に関するお問い合わせ】

公益財団法人 犬山城白帝文庫

〒484-0082 愛知県犬山市大字犬山字北古券8
TEL:0568-62-4700

◇主な展示資料

1.大日本五道中図屏風(部分) だいにほんごどうちゅうずびょうぶ

屏風
大日本五道中図屏風(部分) 江戸時代(19世紀) 三井記念美術館蔵

 全部で八曲二双ある屏風のうち、東は浜松から西は大垣・伊勢国神戸までの区域を描いた第二双右隻の一部です。木曽川南岸に犬山城がそびえ、対岸の中山道沿いには鵜沼宿の家並が見えます。犬山が描かれた数少ない街道図屏風の一つです。

2.切紙奉書 きりがみほうしょ 成瀬正泰(なるせまさもと)あて 

切紙奉書
切紙奉書  成瀬正泰あて 延享2年(1745) 犬山城白帝文庫蔵

 この年9月、八代将軍吉宗が隠居し、11月に家重が新将軍となります。それを祝うため、成瀬正泰は尾張藩主の代理として参府しました。本史料は、そののち尾張へ帰るための「帰国御暇」を将軍から賜る日時を指示する老中の奉書です。12月25日の四ツ時(午前10時ごろ)に江戸城に登城するよう伝えており、この日に帰国を許された正泰は26日に江戸を出発して東海道を通り、翌月3日に名古屋に着きました。

これまでの企画展

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このページに関するお問い合わせ

教育部 歴史まちづくり課 伝統文化・建造物担当
電話:0568-44-0354 犬山市役所 本庁舎3階