企画展
ページ番号1002899 更新日 令和5年4月19日 印刷
吉田初三郎来犬100周年記念企画展「犬山名所案内―初三郎と観光―」開催のお知らせ
- 開催期間
- 令和5年4月28日(金曜日)~6月5日(月曜日)※会期中休館日なし
- 開館時間
- 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分まで)
- 開催場所
- 城とまちミュージアム(犬山市文化史料館本館)展示室1,2
- 観覧料
- 一般300円(中学生以下無料) 団体(30名以上)240円
※IMASEN犬山からくりミュージアム玉屋庄兵衛工房との共通券 - お問い合わせ先
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犬山市文化史料館
〒484-0082 愛知県犬山市大字犬山字北古券8電話&ファクス:0568-62-4802
E-Mail : shiro_machi@mf.ccnw.ne.jp
主な展示品
吉田初三郎は、大正~昭和時代に活躍した商業画家です。初三郎が描く大胆なデフォルメと鮮やかな色彩の鳥瞰図は全国の観光案内図に取り入れられ、人気を博しました。
大正12年、関東大震災によって東京の自宅と画室を失った初三郎は、震災の数日前に名古屋鉄道の依頼で犬山を訪れていた縁で、名鉄所有の「蘇江倶楽部」を仮画室として借り受けます。しかし、美しい日本ラインの風景や栗栖近郊に残る桃太郎に関連する地名に惹かれた初三郎は、不老の滝のほとりに新たに「蘇江画室」を構え、13年もの間、犬山を拠点に多くの作品を制作しました。この10年余りは全国的な観光ブームを背景に犬山の観光地化が劇的に推進された時期でもあり、初三郎自身も観光地犬山を盛り上げるため、自ら広告塔となってさまざまな方法で犬山と日本ラインの名を全国に広めました。
この度、吉田初三郎来犬100周年を記念し、初三郎の原画に加えて、当時の写真や資料から犬山の名所と初三郎の活動を紹介します。幅3メートルを超える大きさで、初三郎の作品の中でも指折りの傑作と言われる「継鹿尾山図」(継鹿尾山寂光院蔵)のほか、吉田初三郎が犬山の春秋を描いた屏風(犬山城白帝文庫蔵)を初公開します。
◇主な展示資料
(1)継鹿尾山図(継鹿尾山寂光院蔵)
(1)「継鹿尾山図」吉田初三郎(継鹿尾山寂光院蔵)昭和5年
継鹿尾山寂光院の麓を活動拠点にしていた初三郎が、同院の聖徳殿竣工を記念して奉納した鳥瞰図の原画で、寂光院を中心にして犬山全景が鮮やかに書き込まれた美しい作品です。
(2)桃太郎図(個人蔵)
(2)「桃太郎図」吉田初三郎(個人蔵)昭和5年頃
初三郎が桃太郎神社創建に際して「日本一桃太郎会」を発足した時に、記念品として会員に贈呈したものと考えられます。
これまでの企画展
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このページに関するお問い合わせ
教育部 歴史まちづくり課 伝統文化・建造物担当
電話:0568-44-0354 犬山市役所 本庁舎3階