史跡犬山城跡整備事業

史跡犬山城跡整備基本計画に基づき、大手門枡形跡の一部である犬山市福祉会館跡地の整備をはじめとして、大手道の外枡形の遺構平面表示、城山の動線の整備、説明・案内看板の整備などを順次進めていきます。

• 史跡犬山城跡整備基本計画

史跡犬山城跡（犬山城大手門枡形跡）整備事業

犬山城大手門枡形跡の一部である犬山市福祉会館跡地は、旧福祉会館解体後、令和3年度に実施した発掘調査で大手門枡形を構成する土塁や堀などの遺構が良好に残存していることが確認され、令和7年9月に史跡犬山城跡に追加指定されました。
令和10年度の工事完了を目指して、土塁や堀の遺構表示、案内・解説看板の設置、休憩所・トイレの設置などを中心とした史跡整備を実施します。

整備スケジュール
令和7年度　　　 基本設計
令和8年度　　　 実施設計
令和9・10年度　整備工事

史跡犬山城跡（犬山城大手門枡形跡）整備事業市民説明会

史跡犬山城跡のうち、犬山城大手門枡形跡において、現在史跡犬山城跡整備基本計画に基づき、史跡の整備と便益施設の建設のための基本設計を進めています。

5月から6月にかけて実施した発掘調査の結果と、整備事業全体の進捗状況について、広く市民のみなさまにご説明するための市民説明会を以下のように開催します。

日時

令和8年1月11日（日曜日）　午後3時から午後5時

場所

犬山市役所2階205会議室

説明内容

●史跡犬山城跡（犬山城大手門枡形跡）発掘調査の結果報告

●史跡犬山城跡（犬山城大手門枡形跡）整備事業（史跡整備・便益施設基本設計業務）の進捗報告

対象

市内在住・在勤・在学の方

定員

先着50人

応募方法

窓口、電話、申込フォーム(otetsuzuki)にて事前申し込み

〈申込フォームURL〉

https://otetsuzuki.jp/inuyama-city/application-services/4c114f6a-90ae-4987-a863-0cebfef3942b

応募期間

令和7年12月1日（月曜日）午前9時から12月22日（月曜日）午後5時

その他

市役所駐車場の駐車台数には限りがあり混雑が予想されますので、公共交通機関のご利用をお願いいたします。

史跡犬山城跡（大手門枡形跡）整備事業地元説明会

犬山市福祉会館の近隣にお住まいの方、城下町の町内会の方、犬山城や城下町で活動をされている団体の方を対象とした説明会を開催しました。

日時：令和7年11月22日（土曜日）
場所：犬山市役所　2階　205会議室
参加者：25人
内容：史跡犬山城跡（大手門枡形跡）整備事業のこれまでの経緯について
　　　犬山城大手門枡形跡の発掘調査成果について 　　　　　　　　 　    
　　　史跡犬山城跡（大手門枡形跡）における史跡整備と便益施設建設について
 

• 配布資料1　犬山城大手門枡形跡（犬山市福祉会館跡地）発掘調査 （PDF 1.4MB）
• 配布資料2　史跡犬山城跡の整備について （PDF 1012.0KB）

史跡犬山城跡（犬山城入口ゾーン）便益施設基本設計業務の受注者決定について

史跡犬山城跡（大手門枡形跡）整備事業の一環として、敷地内に建設を予定している便益施設(休憩所・トイレ)の基本設計の受注者が決まりました。

受注者：合同会社斎藤信吾建築設計事務所

• プロポーザル審査の実施概要 （PDF 213.9KB）

【プロポーザル実施の目的】
史跡指定地でありながら、周辺が都市化された特殊な環境下で、土塁や堀の遺構表現を中心とした史跡整備の内容や周辺の景観と調和した施設を設計することができる設計者を選定することを目的として、公募型プロポーザル方式で受注者を選定しました。

【プロポーザルの経過】
○入札契約審査会（実施承認）　　　　令和7年6月26日（木曜日）
○第1回プロポーザル審査委員会　　　 令和7年7月3日（木曜日）
○プロポーザル公募開始　　　　　　　令和7年7月7日（月曜日）
○参加意向申出書等提出期限　　　　　令和7年8月5日（火曜日）
○提案書等提出期限　　　　　　　　　令和7年8月21日（木曜日）
○提案プレゼンテーション及び　　　　令和7年8月29日（金曜日）
  ヒアリング（第2回審査委員会）
○入札契約審査会（審査結果確認）　　令和7年9月11日（木曜日）
○審査結果通知　　　　　　　　　　　令和7年9月12日（金曜日）
○契約締結　　　　　　　　　　　　　令和7年10月1日（水曜日）

【提案のコンセプト】
○歴史的景観と現代の暮らしが交差するこの場所において、訪れる人々の記憶に残る「心地よい中継点」となる休憩所をつくります。
○本敷地は城と城下町をつなぐ重要な役割を果たしていました。その歴史的な接続点に、新たな建築を介在させることで、「過去と現在」「観光と日常」「まちと城」をつなぎ直す空間を構築することが本計画の核心です。
○「大手口」は当時から街中の貴重な公共広場として活用されていたと考えられます。城下町と日常生活をつなぐ縁側のような存在として、多様な人々が自然に集い、休憩や交流を通じて地域の記憶と現在を重ね合わせる場を目指し、記憶と暮らしが連続する、新たな公共空間を生み出します。

• プロポーザル実施要領などはこちら